「ふくい地域創生士」とは
地域を学び、自分を知ることにより、「地域に貢献できる人材」と認定された証です。
認定制度の目的は?
福井県を始めとした「地域」を学びや活動の場として、必要な知識・能力を身に付け、その地域の課題解決に取り組むことができる人材を輩出するとともに、出口(就職)を意識しながら地元定着を図り、地域創生に寄与することを目的としています。
求める3つの知識・能力
【地域志向科目】の修得及び地域での活動を通して次の3つの知識・能力を身に付けます。
誰が認定?
制度設計は、「未来協働プラットフォームふくい」で高等教育機関と産業界等が協力して行い、認定は、各高等教育機関からの認定候補者の推薦に基づき「FAAふくいアカデミックアライアンス」(県内全ての高等教育機関で組織)が行います。認定者には認定証を交付します。
認定要件
- 【地域志向科目】12単位以上を修得
- 地域での活動
インターンシップ、PBL、地域貢献活動、研究成果等
認定学生のメリット
地域をフィールドに、課題を知り、様々な体験や人と出会い、成長する。
- 就職活動でのアピールポイントとして活用
- 就職活動でエントリーシートへ記載するなど、アピールポイントとして活用してください。なお、認定を受ける前でも一定の条件を満たしていれば、希望に応じ「ふくい地域創生士認定見込証明書」を交付します。
- 採用試験の応募資格になっている
- 県内企業や自治体等へも制度が浸透してきており、例えば「ふくい地域創生士」の認定を受けていると福井県職員採用Ⅰ種試験(アピール枠〈行政〉)に応募できます。
- 企業や自治体等の人事担当者との座談会に参加
- 申請年度(主に3年次)の12月頃に座談会を開催。自身の活動内容をアピールするとともに、企業や自治体等が求める人材像を把握できるなど、就職に向けて有意義な場となることが期待されます。
認定までのスケジュール
【地域志向科目】とは?
県内の全高等教育機関が地域理解と課題解決力養成のための科目として設定します。各キャンパスに加え、Fスクエア(アオッサ)でも毎年30~40科目を共同開講します。
※全機関の学生を対象として共同開講する【地域志向科目】については、オンライン方式や休業中の集中講義など、他機関や遠方の学生も受講しやすい環境作りに努めています。
令和6年度の全高等教育機関の学生を
受講対象とした主な【地域志向科目】
- 授業
場所
- 各キャンパス(福井県内の各高等教育機関)
- Fスクエア(アオッサ)
1
地域の自然・社会環境を理解する科目
- ●地域創生学(ふくいを知る・見る・考える)
- ●福井の経済と経営者
- ●地域の自然と環境(福井や日本海地域を中心に)
- ●実践恐竜学
2
課題解決・実践力養成科目
- ●地域SDGs・ウェルビーイング創発学
- ●災害ボランティア論
- ●地域特講(福井地域学)
- ●東日本大震災をどう受け止めるか
3
地域課題解決のための専門能力応用科目
- ●数理・データサイエンス入門
- ●まちづくり論
- ●データサイエンス・AI入門
- ●原子力安全工学入門
認定申請書の記入内容
- 1. 修得した(見込みを含む)地域志向科目名、単位、評価、修得時期
- 2. インターンシップ、PBL、地域貢献活動、研究成果等(400~800字以内)
- 3. 所信(400字程度)
※地域志向科目の修得や地域での活動経験、ならびに専門知識やその応用力を活かして、地域のどのような課題に向き合いどのように貢献していきたいか記載(1〜3の内容を4の推薦教員に口頭説明の上、推薦を受けることになります。)
- 4. 推薦教員の所属、職名、氏名(推薦教員が記入)
ふくい地域創生アワード
「ふくい地域創生士」に認定された者のうち、地域での活動や研究成果などの顕著な業績がある場合、「ふくい地域創生アワード」を表彰します。表彰を希望する場合は、主に4年次以降に申請します。
『ふくい地域創生アワード』表彰の申請は、「地域の課題解決に繋がる実践活動や地域連携活動の実績、地域の持続的発展や地域産業の振興に繋がる研究成果などの顕著な業績」を300字程度で記載し、指導教員等の推薦を受けて申請します。