2025.12.10
11月25日、「ふくい地域創生士」を今年度取得見込の県内大学・高専生と県内企業・自治体等の人事担当者などが参加する座談会をアオッサで開催しました。 ※「ふくい地域創生士」とは?
本イベントは、「未来協働プラットフォームふくい」が、学生に「ふくい地域創生士」として地域課題の解決にどう取り組むかを考え、今後の就職活動やキャリア形成に役立ててもらうとともに、人事担当者に「ふくい地域創生士」の活動や意義について理解を深めてもらうことを目的として開催したものです。県内大学・高専生42人と、県内企業・自治体等の人事担当者など30人が参加し、「若者が地方で働きたいと考える企業・自治体等・職場とは?企業・自治体等が欲しい人材とは?」をテーマに、8~9人のグループに分かれ、それぞれの立場から意見を交換しました。
学生からは、「幼少期からの学校教育を通じて福井の良さ、魅力を伝えることが将来的な地元定着につながるのではないか」、「若者の流出の原因は情報発信力不足にあるため、企業を知るきっかけ作りとしてSNSなどを積極的に活用すべきである」、「働きたいと思う職場は、地域貢献が実感でき、上司と円滑なコミュニケーションがとれ、キャリアアップが見込まれる環境が整っていること」などの若者らしい発想、提案がありました。
一方、人事担当者からは、「職場に求める環境について学生ならではの柔軟な発想に触れ世代による感覚の違いを実感した」、「自社の魅力だけでなく福井県で働くこと自体の魅力を学生に伝える必要性に気づかされた」、「働き方に関する課題解決には官公庁の支援が不可欠であり、一企業だけではなく官民一体となって取り組む必要がある」などの感想が述べられました。
座談会終了後に行った学生アンケートでは、「地域活動を経験してきたことで、本日の座談会で積極的に発言できた」、「福井で暮らすこと、働くことのよさを見つめ直すことができた」、「他大学の学生の意見や企業・自治体等の求める人材像等の話を聞き、自分自身の視野を広げ、新しい気づきを得ることができた」などの好意的な意見が多くありました。
好評につき次年度以降も継続して開催していく予定です。
(座談会の様子)
(学生の発表)
カテゴリ:FAA概要, 教養共同化部会